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2006年12月31日 (日)

掃除の君

何故だろう。
知らぬ間に部屋が散らかっていた。
一体、何が起こったのだろう・・・ 解らない。
そうか、きっと小人さん達がパーティでもしたのだろう。
まったく、イタズラ好きなんだから・・・

なんていうフザケた言い訳など通るはずも無く、大掃除と相成った昨日。

やる気など全くおこらず、タイムアップ。
掃除機と拭き掃除は、本日に持ち越されたのであるが大変だった。
私の中の私とは思えない別人格が、またしても顔を覗かせたのである。

私と違う私・・・ ソイツは 『神経質な女』 なのだ。

掃除を始めると、ヤツは目覚める。
雑巾で窓を拭いている時に、デスクをチラリとでも見てしまおうものなら、動かして掃除しようとする。
デスク下を掃除し、首を回して一息つこうと思ったはずが、天井を見あげてしまい、そこにも掃除機をかけなければ気が済まなくなる。

掃除機をかけ終わったら終わったで、今度は掃除用粘着シート、そう 『コロコロ』 の出番である。
目を皿のようにし、髪の毛の一本も許さないつもりである。
本当に疲れるのだ。

そんなに神経質になるのなら、毎日気をつけてくれよ。 とツッコミながら、やっぱりいつもと同じ年末の光景の中にいてしまう自分に厭きれてしまう。

来年も、自分ではない自分に振り回される気がしてならない。

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2006年12月30日 (土)

皿と共に砕ける

今日の夕食後。
仕事が休みだった父が食器を洗い、母はいつものようにサポートに徹していた。
娘はタバコをふかしながら彷徨っていたのだが・・・

部屋に入った瞬間 『ガシャン』
あぁ~またしても私のビールグラスかぁ?
などと思う暇なく
「俺ちゃうで!!」 との一声。

またか・・・と思いながら台所へ行くと案の定、掃除機片手に母がキレていた。
母曰く 「自分の嫁さんに怪我なかったんかって心配すんのが普通やろ! なんで最初の言葉が 「俺ちゃうで!」 なん。 私が落としてんから、お父さんちゃうってわかってるわ!」

正論である。

父よ! 笑っている場合ではない!
皿と共に砕けた信頼は、ちょっとの努力じゃ取り戻せんで!!
皿みたいに100均で買えるワケやないんやし!!

優しい娘は無事だったビールグラスを確認しつつ、父のこれからを案じていたのだった。

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・・・歌

私は虫が嫌いだ。
ニョロンロ系、モッシャモシャ系、テカテカ系...
とにかく全部嫌なのだ!!

で、進化したのか私には 『センサー』 が付いている。
闇に潜むゴキブリ発見!! 花束の中の幼虫発見!! 道端の草むらにバッタ発見!! 天井を歩く蜘蛛発見!!

その度パニックになるのだが・・・
やっぱり発見してしまうのである。

そんな話をYチャンとしていたのだが、ゴキブリ嫌いの彼女が、私の虫センサーを上回る能力(?)の持ち主である事が判明した。 それは・・・
「私、ゴキブリの歌が聞こえるねん。」
・・・はいぃ!!? 何じゃそれっっ!!

そんな私の心を見透かした彼女は、
「あんたアタシのことアホやと思ったやろー! でもホンマやねんって!! それが聞こえたら慌ててスプレー取りに行くねん。 この前も歌聞こえて、見たらおったもん。 ホンマに歌っとーねんって!!」
と力説していた。

・・・ゴキブリ ノ ウタ

「歌ってみて」 と言った私に 「ん~・・・日本語では言いあらわせん~」と答えたYチャン。

・・・ゴキブリ達よっっ!!
いったいどんな歌を、いったい何語で歌っているのだっ!!
問いただしたいけれど出会いたくはないので、手紙にでも書いてくれないか。

もしくは、もっと解り易くYチャンに歌ってやってほしいのだが・・・

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2006年12月28日 (木)

揺れる恋心

「人間じゃないモノに恋したことありますぅ? ホンマ切ないっすよ~っ!」
今日も絶好調な後輩が、突然言い出した。
「・・・はぁっ?」
そんな反応しか出来なかった私に、
「だからね~、実在しない人物とか、いろいろいるでしょ~。 例えば、ドラマの登場人物とかっ!」
じれったそうに、そして熱く問いかけてくる。

「あぁ・・・それやったら・・・」
と、ドラマの登場人物を挙げ始めたのだが、彼女が急に遮った。

「難しいっすよね。 じゃあ、 『ドラゴンボール』 やったら誰っすか? 顔とか関係なく性格で判断してくださいよ。」
・・・いや、ちゃんと答えていたでしょうよ!
・・・ドラマの登場人物のほうが簡単じゃないのかっ!
「ピッコロ。」
心の中で激しくツッコミながらも、彼女の指示通り 『ドラゴンボール』 のキャラクターの中から選んだのだが・・・
    
「まじっすかーっっ!? ピッコロっすかーっ!? 人間ちゃいますやんっっ! それに顔、緑色っすよっっ! ミドリイローーーッッ!!!」
私の答えに、のた打ち回りながら彼女は叫んだ。
「・・・いや、顔とか関係なく性格で選べって言ったん自分やん。 で、そう言う自分は誰なんよ。」
私が聞き返すと、
「そんな事、言いましたっけ? まぁ、いいですわ。 私はねぇ・・やっぱり悟空君ですわぁ。 悟空君はいいっすよ~っ。」
彼女はそう答えた後、どこか違う世界に行ってしまったらしく、しばらく沈黙していた。
そして、やっとコチラに戻ってきたと思えば遠くを見つめ、ため息と共にこう漏らした。
 「でも、困ってるんですよね~・・・ 何かね、最近べジータもいいなぁって思うようになって・・・ あぁ、せつないっすわぁ・・・」

どうやら彼女の恋心は、揺れに揺れているらしい。

だが本当に困っているのは、そんな想いを打ち開けられた私だと思うが・・・
そんな悩める彼女に送る言葉は、ただ一つ。

    悟空もベジータも人間ちゃうでーーーっっ!

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2006年12月27日 (水)

性格診断の問題点

今日の休憩時間に、性格診断をやってみた。
質問に対し 『非常にあてはまる』 『まぁあてはまる』 など5段階にわかれた答えに、チェックを入れていくのである。

本気でやってみた。
自分という人間を静かに見つめ、真剣にチェックしていった。
全神経を画面に集中させ・・・

不覚だった。
後ろを振り返ると、必死に笑いをこらえるオトウチャン(先輩)が!!
「何しとんっ!!ってか何ワロテルねんっ!!」
その言葉を聞くと同時に、オトウチャンは腹を抱えて本格的に笑い出したのだ。 大爆笑。

そして、ヒーヒーと苦しそうな息をしながらも、私に言い放ったのだ。
「そうや。 そのと~りやっ! くらげは人に言いたい事あっても言われへん子やもんな!! それにゼーンゼンッわがままちゃうもんなーっ!! それと......!!!」

また大爆笑を始めたオトウチャンよ・・・
私、ワガママ言った覚えも した記憶もまったくないんですが・・・
しかし8年間ほぼ毎日、私を観察しているオトウチャンの目には、私の知らない私が映っているようだ。

私の性格診断の問題点。
それは 『自分の思う自分』 と 『近い他人から見た私』 が、余りにもかけ離れて過ぎているコトである。

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2006年12月26日 (火)

何するの?

程よく酒の入った帰り道。
家へと向かう道をご機嫌に歩いていた私。
ふと前を見ると、パジャマ姿のジイサンが一人、ユックリと足を進めている。
元来警戒心の強い私は、彼の小さい歩幅に合わせ、一定の距離を保っていた。


そのまま歩き続ける事、数分。
ちょうど街灯の下に差し掛かったジイサンの手から何かが滑り落ちた・・・
『からから~ん』
アスファルトに撥ねて甲高い音をたてるモノ。
ジイサンはユックリと、腰を屈め拾い上げる。

街灯に照らされたソレが私の目に入る・・・

『鉄パイプ!!』

私のアンテナが一瞬で危険信号を発し、別ルートに足を向けさせた。
何とか無事に家へ帰れたものの、一体あのジイサンは何をするつもりだったのだろう・・・ 気になって仕方がない。

よく解らないが、ジイサンよ。
ただの散歩に 『鉄パイプ』 はいらないんじゃないか?

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2006年12月25日 (月)

駆け込み乗車

帰りはそうでもないが、朝の電車は駆け込み乗車が多い。 
何度もドアを閉めたり開けたりの繰り返しだ。
以前起こった脱線事故のニュースに映った、ある車掌さんの 「1分でも遅れるのは許されない。 だから(遅れているときは)スピードをあげてしまう。」 との言葉が思い出され怖くなる。

それはそうと、今朝の駆け込み乗車だ。
並んでいた人たちが全員電車に乗り、ドアが閉まりかけたその時、中年女性が突進してきたのである。

彼女には電車しか見えていないらしく、杖をつきながらヨロヨロ歩いていたお婆さんに軽くぶつかった。
しかし謝りもせず乗車口に到着。 閉まったドアを開けさせる事に成功したのだ。
ぶつかられたお婆さんは『ガバッ』と振り返った。
たった今、中年女性をスルリと飲み込み閉まろうとしているドアを。
そして次の瞬間・・・

なんと彼女は杖を高く掲げ、猛ダッシュで電車に突入。
そして呼吸を整えた後、また杖をつきながらヨロヨロと優先座席付近に移動し、先に座っていた心優しい乗客に席を譲らせたのである。
一部始終を見てしまった私は、吹き出しそうになるのをグッと我慢した。

        ばぁさん、杖いらんやーん!!
        ってか 役者やの~!!

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2006年12月24日 (日)

肩こり解消体操

昔は肩こり知らずだった私だが、いつの間にかそれに悩まされるようになった。
肩と首が重くなったと思ったら頭痛も一緒にやってくる。
目はかすみ、息苦しくなり・・・
最近ずっとそんな状態なのだ。

そんな悩める私に 『肩こり解消体操』 を伝授してくれる人物が。
彼曰く 「この体操をすると目のかすみもなくなる」 らしい。
さっそく彼と共にやってみた。
道具や広いスペースなど必要もない簡単・単純・お手軽体操だ。 いるのは根気だけらしい。
二人向き合って 「これをあと2セット」 などと言いながら肩をグルグル回したりしていたのだが、突如激痛が。

肩が攣ったのだ。 足が攣った時よりダメージは少ないとはいえ、やっぱり痛い。
もう体操などしている場合ではない。

静かに肩をさすりながら私は聞いてみた。
「なぁ、この体操って効くんやろ?」

すると彼は笑顔で答えた。
「知らんで~。でもテレビでやっとったから効くやろ~。」
まだ痛む肩をおさえながらさらに聞いた。
「・・・体操は合っとんやんな?」
まだ体操を続けながら彼は言い放った。

「うん。多分こんなんやったと思うで~。」

・・・ふざけんじゃなーーーいっっ!!
この肩の痛みをどうしてくれるーーーっっ!!

両手を振りかざし暴れたのは言うまでもない。
そのお蔭か、はたまた体操が効いたのか、その後肩こりが少しマシになり、チョッピリご機嫌な私なのだ。

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原因・・・と対策?

先日、3度ほど行った事のある店に向かって意気揚々と歩いていたのだが・・・
やっぱりいつものように迷子になった。
あまりにも情けないので、どうして迷子になってしまうのか、ジックリ考えてみることにした。

まずはその店までの道順を、思い浮かべてみることにした。

・・・悲しいかな思い出せない。
ならば、その店に行くまでにある大きな建物や、目印になるモノを思い出してみようと頑張ってみた。
「あぁ、ワンコインランチやってるってお店の看板があった。名前は覚えてないけど。 それをもうちょっと行ったらお稲荷さんがあって、そのそばに猫のいる路地がある。」
一気に思い出し、気分良くなっていたのだが・・・

ワンコインランチのお店。 
先日のように夕方行ったならば、ランチの看板は間違いなく仕舞われているだろう。
 
お稲荷さん。 
どうやら昔ながらの町らしく、あちらこちらで大切に祭られているようだ。
猫の居る路地。 
猫がずっとそこに居るわけなど絶対にない。

・・・目印がなくなってしまった。

そう、私の迷子の原因は 『ちゃんとした目印がないこと』 だったのだ。
そして、ちゃんとした目印がない原因は、興味のあるものにだけ目を奪われて、他のものは全く見ていないという私の性質である事も判明した。

試しに自分の家の近所の地図を、頭の中に描いてみた。
残念ながら道が全然つながらない。
夜中に家までの道案内が出来ず、ひたすら近所をグルグル回り続け、タクシーの運転手さんをパニックに陥れたあの日から、私はまったく進歩していなかったようだ。

今度からは、ちゃんと地図で確認してから行動しよう。
自分なりの目印より、他人様が作った地図。
そのほうが絶対確実。 そして安全だろうから。

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2006年12月22日 (金)

気持ちが悪い

気持ちが悪い・・・
飲みすぎたわけでも、怪しげな事があったわけでもない。
『思い出せない』からくる独特の気持ち悪さが、私に充満しているのである。

始まりはフッと頭に浮かんだ歌詞なのだ。
それが誰の歌なのか、どんなメロディーなのかも思い出せない。

それ以前に、どうしてその歌詞が浮かんでしまったのかも解らない。
解らないづくしなのである。
その瞬間から、トイレに行っても、風呂に入っても頭から離れず、気が付けばその歌詞を念仏のように唱え続けている私がいた。 
それはそれで気持ちが悪い。と言うか、不気味だ。

そして今、さらに困った事になってしまっている。

今度は念仏のように唱え続けたその歌詞を忘れてしまったのである。
思い出そうにも思い出せない。
いや、思い出そうにもドコから思い出せばいいのかが解らない。
あぁ気持ちが悪い・・・

いっそのこと、全部忘れてしまえ。と思ったのだが・・・

大切な事はポロポロ忘れるのに、忘れたい事はしつこく覚えている、そんな我が身が悲しい。

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2006年12月21日 (木)

秘密プロジェクト

先日 『秘密プロジェクトチーム』 が結成された。
別に秘密でもなんでもないと思うのだが、『記録更新を食い止めよう大作戦』 とやらを考え中だそうだ。
最初はカウンセリングからと言うことで、店は異様な雰囲気になっている。
それはまるで 【高校生の放課後】 といった感じだ。
「記録更新阻止」 
何の記録かというと、彼氏いない歴。
誰のって・・・私のらしい。

後輩と、いつものように雑談をしている時の事だ。
「もうすぐクリスマスっすよね~」
そんな彼女の言葉から、すぐに話が膨らみ盛り上がっていったのだが・・・
「そういえば彼氏と過ごしたクリスマスって人生で2回しかないわ。」
そんな私の言葉に彼女は固まった。
その後、私の彼氏いない歴を聞いた彼女は本気で怒った。
「なぁにやっとんっすかぁぁぁっ!!!!」

そんなこんなで秘密プロジェクトが始まってしまったのである。

別に気にもしていなかったのだが、「そんなに長いかなぁ」 と改めて考えてみると、小学校を卒業した子が、もうすぐ成人式を迎えてしまうくらいの年月を、私は一人で過ごしていたらしい。
正直、驚いた。
自分の事だと解らないが、他人様の人生で考えると恐ろしいくらい長い時間だ。
私は一体何をしていたのだろう。
寂しがりやの後輩には、信じがたい話なのもうなずける。

「もぉ信じられませんわっ! ありえませんわっ! どないかしましょっ!」
そう繰り返しながら頑張る彼女に、
「真剣に考えてるんっすかーっ!」

と怒られてしまうので、真面目な顔をしながらも
「どうなるんでしょ~」
と心の中で、相変わらずエヘラエヘラしている私である。

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2006年12月20日 (水)

待ち人

初詣に行くと必ずおみくじを引く。
待ち人なんて考えもしなかった歳から毎年である。
そんな頃は 『大吉』 であろうが 『凶』 であろうが、「待ち人来たる」 と書かれてあった。
それが3年ほど前からおかしくなってきているのだ・・・

3年前、『遠くより来る』
 どうやら遠すぎて間に合わなかったらしい。
2年前、『遅くとも来る』
 終電に乗り遅れたのかもしれない。
1年前、『来ず』
 ・・・とうとう諦められたらしい。

そして今年、『遅くとも必ず来る』
・・・って、もう12月下旬やーーーんっっ! 
あっと言う間に正月でっせーーーーーっ!

大吉と中吉しか引いていないにもかかわらず、待ち人に関しては散々な私である。
今年中に待ち人とやらは現れてくれるのだろうか。

それともまた新年早々、おみくじにツッコミを入れることになるのだろうか。
今年も残すところ11日。
これから 「大どんでん返し」 があるのか無いのか・・
自分の事ながら、楽しみである。

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2006年12月19日 (火)

方程式

「ちょっと教えてほしいんだけど」

昼休憩を終え店に戻ろうと急ぐ私を、流れるような関東弁で呼び止める人がいた。
声のした方を見ると、携帯電話の画面を必死で見ている中年男性が一人。 
ちょっと教えてと言われたはずだが、なかなか次の言葉が聞かれない。 男性は相変わらず携帯に夢中なのだ。
しばらくボーッと待っていたのだが、何となく一緒になって携帯をのぞき込んだ私の気配を感じたのであろう。 男性は、
「覗いちゃダメッ」
と言いいながら画面を隠し、そしてやっと何を教えてほしいのかを教えてくれたのだ。
 
悩み思いだしながら何とか道案内を終え、では・・と軽く会釈し、歩きだそうとした私を声が止める。
「今夜、一緒に食事でもどう?」
「・・・はぁ?」
全然理解出来ず佇む私に、もう一度声が掛かる。
「出張でこっち来てるんだけど、今夜食事でもどう? どうせ予定無いんでしょ? あっ、でもナンパじゃないヨ。」
頑張って脳に血液を送り込み、言葉の意味は理解できた。 が、男性の行動はさっぱり理解出来なかった。

 道を尋ねる + 道を教える = 今夜一緒に食事

そんな方程式が私の知らないところで成り立っているのだろうか。
しかも何故、私には予定がないと決めつけているのだろう。
出会って5分程しか経っていないというのに。
私はそんなに物欲しそうな顔をしているのだろうか・・・

とりあえず 「予定がありますので~」 と笑顔で辞退する私の言葉に、 「えっ、予定アルの??」 と激しく驚いた男性。
そんな彼に、大きな笑いと小さな怒りの入り交じった複雑な感情を抱いてしまう私であった。

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2006年12月18日 (月)

人形

幼い頃の私は、おままごとやお人形遊びなどしない子供だった。
友人に無理やり [リカチャン人形] を持たされた挙句、台詞まで決められた 『強制的お人形遊び』 の記憶が、ますます人形遊び嫌いに拍車をかけたのだと未だに思う。

そんな私が心をときめかせていた遊び。
それは 『探検』 だ。
緩やかに続く階段などには目もくれず、隣にそびえる崖をよじ登り、自分の背丈ほどある草を掻き分けフェンスを乗り越える。
2週間で靴を履き潰すほどの探検により、全身傷だらけという日々を送っていた。
普通の大人なら絶対に足を踏み入れる事もないような、斜面の森。

そんな場所を探し出し、友人達と秘密基地を造るのも楽しみだった。
しかし子供の考える事は大体同じらしく、そんな場所にはすでに秘密基地が密集し、秘密の感じなど全くない状態になっていた。
そして新たな場所を求め、また探検が始まるのである。

そのような、あまり人が来ない場所には必ず投棄された様々な物が山のようにあった。
自転車や三輪車、洗濯機、テレビ、名前の消された×印の目立つテスト、ゴムのところに名前が書かれてあるパンツ・・その他もろもろ。
そんな中で一番印象に残っているのは、ある夏の日に見つけた 『藁人形』 である。
そしてその胸元には、血で書かれた呪いの文章が打ち付けられていたのだ。

・・・いや、ちゃんと説明するならそれは 「藁人形」 に似せて造られた 「草人形」 だった。 
そして、胸に打ち付けられていた紙には 「血文字」 ではなく 「赤マジック」 で書かれた文字。
しかし、幼い私達には相当不気味な物である事に変わりなく、その日の探検は早々に切り上げたのである。

『これを見し うら若き乙女は 必ず20歳までに死を迎えよう・・・』

あれから月日は流れ、草人形に怯えた うら若き乙女 はもう居ない。
あの日の私が、今ここに居る私を見たら何て言うだろう。
まぁ、いろいろと文句もあるだろうが、元気に生きているだけで良しとしてもらおう。

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