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2007年1月19日 (金)

彼女の韓国トラブルトラベル~迫る足音編

入場料を支払い、クラブに足を踏み入れた彼女は、ガクゼンとした。
そこにはクォンサンウ似の人はおろか、韓国人男性は数人しか居なかったのである。
そのクラブの人口のほとんどを、アメリカ人男性が占めていた。
そして数少ない韓国人男性は、彼女の希望とは大きくかけ離れており、夢は儚く韓国の夜に散ったのだ。

しかたなくアメリカ人男性を侍らせ、訳の分からぬ自作ダンスを踊りまくり、飲んでいた彼女の脳裏に、フと伯父さんの顔が浮かんだ。
「呼びに行ってこよ~。」
彼女は 「すぐ戻るから。」 と席を立ち、店を出ようとした。

そんな彼女の前に、クラブの韓国人店員が立ちはだかった。
彼は、「戻ってきたら、また入場料をもらいます。」 と、つたない日本語で彼女に告げたのだ。
彼女の怒りの導火線に火がついた。
そのクラブは、彼女達が宿泊しているホテルの地下にあり、5分もあれば伯父さんと共に戻ってこられるのだ。
そう何度も訴えたのだが、聞く耳を持たない彼に、とうとう彼女はブチ切れた。
「ふざけんなっっ! すぐ戻るゆーとーやろっっ! 何でまた金払わなアカンねんっっ! なめとんかぁーっっ!」
もちろん日本語で、それも関西弁で、そうまくしたてた。
だが、相手は片言の日本語しか解らない。

そこから互いの母国語で揉めだしたこの二人の間を、日本語を話せる店員が割って入った。
彼女はその店員と話し合い、再入場料を取らないとの約束を取り付ける事に成功したのである。
恐ろしい女だ・・・

そして時間の感覚をなくした彼女は、時計が夜中の3時を指している事も知らず、伯父夫婦の眠る15階スイートルームを目指しフラフラと歩いていった・・・

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