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2007年1月13日 (土)

ストーカー

ストーカーという言葉がよく聞かれるようになった頃、私は暇だった。
毎日仕事に行っていたのだが、それほど忙しくはなかったのである。
職場の先輩達に、する事はないかと訊ねても
「今は大丈夫。 本でも読んどき~。」
と、いわれてしまう。
そんな状態だったので、私は毎日色々な本を読み漁っていた。
そしてある日コンビニで、ストーカーを題材にした数々の本に出合ったのだ。
その中で私が興味を持ったのは、本当にあったストーカー話だった。
想像のストーカーより、本物のストーカーが、どういうものかを見たくなったのだ。

迷わず買い求め読んでみたのだが、どうしてこんな事になるのだろうかと、自分の知らない世界にただただ驚いた。
そして読み進めていくうちに、1つの話に辿りついた。

その内容は・・・
男性が友人に女性を紹介されたのだが、男性はその女性から、ある相談をされる。 
男性は 「だったら調べて、連絡しますよ。」 と言い、彼女も 「お願いします。」 と言ってその日は別れた。
そして後日、男性は約束通り女性に電話をした。 だが、彼女は出ない。
心配になった男性は、女性の家を訪ねたり、何とか連絡を取ろうとするのだが・・・

それを読んで 「ん?」 となった。
これはストーカーとは関係のない、親切な男性の話じゃないか。
そうか、今からこの女性がストーカーになるんだな。
などと思っていたのだが、話はそのまま終わってしまった。

「あれっ?」 と思いながらページを戻り、よくよく見てみると、なんとこの男性こそがストーカーだったのだ。
それを知った瞬間、私は軽く失神した。
そう、私はその時まで、ストーカー男に共感していたのだ。 私はストーカーに遭う心配より、ストーカーにならないように気をつけなければいけないのか。

その後、改めて読み返し、男がストーカーであることをしっかり理解した。
だが、たとえ一度とは言え、
「せっかく心配して連絡してくれているのに、電話にも出ないなんて、ひどい女だ。」
などと思ってしまった事実は、消えないのである。

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