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2009年4月13日 (月)

守ってさしあげます

先日の夜の事。

いつものように家の前まで送ってもらい、

鍵を取り出しドアに近づいた時、気配を感じた。

「また猫か?」 と思い見渡してみたが、姿は無い。

「もしや虫かっ!」 ドア付近を丹念に見るがいない。

思い過ごしかと思うが、まだ感じる何かの気配。

ドアの前で動かない私に、

「どないした?」 と声を掛けてくれる先輩。

だが、何と言えばいいのか分からない。

「何かが居る。」 と言っても、相手の姿は見えないのだから。 

これ以上、心配を掛けたくないので、

その何かを探すことを諦め、鍵を開けようとしたのだが、

「やっぱり何かがいるっ!」

ドア付近。 ドアの下のほうに絶対何か居る! 

急に確信めいたものが湧き上がり、

少し屈んで、暗闇にジッと目を凝らす。

・・・・・・・・・・・・ん?

「おおおっ! トカゲーっ!」

心配そうに見守ってくれていた先輩に、

「あの子を少し、移動させて。」 と、お願いする。

不思議顔のまま、先輩が車から降りてくる。

「ほれっ。 ドアの下のほうにピッタリ寄り添ってる。」

「・・・何も、おれへんで。」 しゃがみ込みそう言う彼に、

「もうちょい右。 もう少し。 ほれっ、今動いたっ!」

と、少し離れて指示を出す。

「おおおーーーっ! ホンマや! おったーっ!」

嬉しそうにはしゃぐ先輩は、

「ほれっ、ほれっっ!」 と、うさぎ跳びをしながら、

慌てて逃げる、それを追いかけていった。

「トカゲなんて久しぶりに見たわ。」

翌朝の車内で先輩に言ったら、笑いながら言われた。

「あれ、ヤモリやったで。 ずっと守ってくれとんかもな。」

・・・それが本当なら、有難いがものすごく困る。

その日から、『もし家の中でヤモリに遭遇したら』 と

やたらシュミレーションを繰り返している私である。

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